【新・土星−山羊座時代】形をもたない城(後編)

この記事は前回の記事からの続きです。まずは前編からお読み下さい。

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■城を築くのは誰か 

山羊座のもつ「具現力、結果を残す、形にする」という性質を

’城を築く’

という表現でされることがあります。

この城というのは、

これまで努力して取り組んできたことの結果や実績、成功、名誉など

一般にその価値を誰もが認め、賞賛するもののことなのだと思います。

従来の解釈では。

さらに、山羊座の努力の姿勢も

’結果を出すこと’が重要であり、それが無ければその努力も意味がない、というものだったりします。

まあ、実践的であり、結果主義ということです。

結果をきちんと出すので、他者や社会での信頼が高く、その結果、責任ある立場にあることも。

しかし、

ここまで山羊座を駆り立てるものの背後にあるのは、

リラックスして、ありのままの自分を曝け出すと、

社会で、誰かに、自分が傷つけられてしまう、という想いがあるのかもしれません。

ですが、これからの新しい「土星−山羊座時代」からの

この「城」の目的は、

社会的な評価や価値といった誰かのためのものではなく、

まずは自分のためのものになります。

そして、この「城」の基盤は、

’ありのままの自分を受け入れ、信頼していること’

であり、

「城」そのものは、

自分の持って生まれた個性、自分が感じていること、自分の体験、自分の体を通じて行う、

’自己表現、自己体現’

によって創造されます。

’城’とは

あなたが’自分であることを自分らしく表現したこと’、

つまり、

あなたの創造物のことなのです。

その内容ややり方に、優劣も良い悪いの誰かとの比較も必要ありません。

また創造物という結果にもこだわりません。

それは自分のための城だからです。

ただ、この城をつくるためには一つだけ条件があります。

それは、

’自分の意志をもって、自分で決める’

と覚悟することです。

ここで敢えて、’覚悟’という言葉を使いました。

自分への信頼があるなら、この言葉に怯むことはないでしょうし、

この城を築く準備ができている、ということです。

覚悟した途端、

あなたはこの城をつくるための材料を手に入れ、

それをどのように使ったら良いかを不思議なやり方で

分かるようになっていくのだと思います。

そして、

自分のためにつくる城でありながら、

その城はまさに初めからそのようにつくられるよう計画されていたかのように、

世界の、宇宙の欠かすことのできないピースとなるでしょう。

それでいて、さらに何が凄いかというと、

新しいやり方と目的で城を作っていくのを決意することは同時に、

’旧土星&山羊座時代が作った機能不全の構造を壊す’

ということも意味するわけで、

「構造をつくる」という土星&山羊座の共通テーマの時期に、

「壊す」ことも意思表明するというところが

私たちはとんでもなくスペシャルな時代にいるのだと改めて実感させられます。

最後に

肉体の側面ももつ人間として城をつくるための基本ですが、

その実際的な実現を支える、私達の体も健全に保たれるようにしたいです。

さあ新土星&山羊座時代の創造のための新しいシステムは既に用意されています。

これからそれを使いこなしていくことが2018年のテーマに組み込まれているのは間違いなさそうです。

*追伸*

今回のブログはいつもと違う感覚で、テーマは決まっているのに書くのにかなり苦労しました(特に前半)。書いている間も奇妙な体感があり、これを書くことがまず、私の中の旧土星−山羊座の構造を壊すイニシアティブになったのかもしれません。

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