皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
本当はもう少し前に記事を書こうと思ったのですが、
いろんな理由から書くことができませんでした。(それもまた完璧な流れなのですが)
恐らく毎日のように、こちらに訪問して下さっている方々をはじめ、多くの人にとって
本当にこの時期(特に今年が明けてからここに至るまで)は
自分自身や身の回りの人の身体や心、向き合わされる状況など、なかなかアップダウンが激しく、
先の見えにくい状態にあるように感じるかもしれません。
特にここ3週間程は、「魚座のステージ」特有のエネルギーに加え、
3月9日には木星の逆行が始まり(今年始めて起きた逆行です)、
この後に続く水星の逆行のシャドウもあったりと、
いろんなことが捉え難く、自分を見失いそうな感覚に陥りやすいと時かと思います。
この記事が皆さん自身に何が起きているのかを理解するためのヒントになればと思います。
前の記事で書いたように、
「魚座のステージ」では、私達は一度、この十二黄道宮サイクルで完成させた「私」を
広大で深遠な自らのセルフの海に溶かす。
つまり、
「自我の融解」
ともいわれるプロセスの中に、今、私達(の意識)はいます。
* * * * * * * *
長旅から自分の故郷に帰還した「私」は、
乾ききった喉を潤すかのように、
この大海原に飛び込んだ。
最初は思いっきり遠くまで泳いだ。
泳いだ距離と時間は、今回の旅の体験を回想させた。
そして、いよいよ’海の中に潜りたい’という欲求に駆られ、頭から水の中に潜り込んだ。
水は私を受け入れてくれた。
私の体が完全に水の中に入った頃には、私の肉体と水との境界線が曖昧になった。
それでも、「私」の感覚はまだ残っていた。
「もっと奥深く潜ろう」
水の流れ、圧力、音が既に自分の中に響くぐらい、私は水と一体化した。
水との戯れは本当に楽しく、気持ち良く、
・・・気がつけば我を失っていた。
これが「私」だと信じていたこと、
肉体的特徴、セルフイメージ、人間関係、感情、思考、価値観など、
「私」だと信じた全てが私の目の前で泡となって海に溶けていくのが見えた。
またある泡が私に触れると、
「私」が知らないと思っていたこと、身に覚えのないことのように感じた。
それなのに、私の中の何かがその泡にドクンと反応した。
それら泡は、時空を超えた「私」が体験する可能性だったのだ。
それは過去であり、未来であり、そして同時に今、起きている。
ある泡には「私」ではない他者の記憶が含まれていた。
その泡は、他者が体験していることをまるで自分が体験しているように体感した。
しかし、その泡もその他者にとっては自分と信じていたものであり、
また他の泡と同様に海に溶けるのである。
・・・他者?
ここは、「私」のセルフの海ではなかったか。
「私」も「他者」も、
それが男だろうが女だろうが、
どこに住んでいて何歳で何をしていようが、
・・・そもそも人間だろうがそうじゃなかろうが、
まるで皆、幻だったかのように
この海で泡となって溶けるのである。
* * * * * * * *
魚座の世界は
境界線や形のない、エネルギーとイメージの世界であり、
個々の潜在意識とそれらが繋がっている集合意識の世界でもあります。
また「水」のエレメントのため、
感情や感性、愛、記憶を境界線なく全てのものと繋げるので、
共感力が高まりますが、
他者の感情を自分の感情のように感じてしまい、混乱や情緒不安になりやすいかもしれません。
(特に、太陽星座、月星座、アセンダントが蟹座、蠍座、魚座など水の星座の人など)
そんな魚座で3月17日(土)22:12、新月を迎えます。
この新月は、この数日後の春分(3月21日)への布石となります。
いよいよ新たなサイクルの始まりです。
春分で新しい旅に出発するために開くドアを、この新月で見つけるのでしょう。
この旅支度のまっ最中の今、体も心も疲れやすくなってます。
無理せず、休む時はゆっくり休みましょうね♪