山羊座満月のタイミング・ポイント

蟹座新月から始まった、自分の中の感情とディープに向き合っていくステージの一つの節目になるのが、7月9日の山羊座で起こる満月です。

ここまでも沸々と自分の中から湧き上がる「重苦しい感情」を体験している方も多いのではないかと思いますが、この満月は、太陽と火星が真正面から月にアグレッシブな物凄い圧力と光りを当て、そして月は「破壊と再生」の冥王星とピタリと重なります。

この満月は潜在意識や過去世といったより深く時空を超えたレベルで私達が抱えた「感情的こだわり・執着」までも、これでもかというぐらい掻き出され、浮き彫りにされるかもしれません。

またそれは身近な人間関係の中の抵抗や確執を通じて、自分の中に怒りや不安、恐れがあることを教えてくれるかもしれません。他者との関係で感情が反応するのは、自分の中のエゴが反応しているからです。

その時、自分、相手、状況に対して

「○○するためには〜(もっと)しなければいけない」

「○○したのだから、〜するべきだ/〜になって当然だ」

といったがんじがらめの信念パターンも浮き彫りになってくるかもしれません。

というのも、感情はいつも思考に反応するからです。

・・・今回、今まで自分が囚われてきた信念パターンの崩壊を体験するかもしれません(!)。いやもう、体験中の人もいるでしょう。

でも恐れないで下さい。

新しく何かが生まれる前はいつもそのために古く機能しなくなったものの破壊が起きるものです。

このプロセスを変容と呼びます。

さらに今回はオラクル・タロットカードとエンジェルシンボルカードで、

この満月のターニングポイントが表していることをリーディングしてみました。

やはり、星々の配置が語るのと同じでテーマは

「自分の中の、全ての次元の感情を統合せよ」

のようです。

夏至の前から私達は「自分の人生の主権は自分がもつ」ということをテーマに取り組んできました。肉体をもって生きるこの地上での、自分自身も含め、あらゆる物質的・精神的な状況は全て自分の意識が創造していることを自覚し、本当に自分の望む人生という王国の王になることをコミットし、意識的に具現化していくことを学んでいます。

その過程で本物の王(真実の自己)になるために、それを覆い隠したり、妨げるものを手放していくこと、それが、蟹座の新月からのテーマになっていたわけです。

しかし、大切なことは、

この過程で私達が、実際に感じ、頑なに保持してきたあらゆる感情に善も悪もないということです。

それが、おぞましいほどの強烈な憎しみや妬み、怒り、苦しみ、悲壮感であったとしても、です。

それが、’誰かを傷つけたい’、’誰かから奪いたい’というような、口に出すのも憚られると思うような欲望であってもです。

感情にきれい事などない、と思うし(その逆もない)、

それを感じたことに嘘や偽りなどないからです。

’あなたがそれを感じた’

それが唯一の真実です。

それを無かったことになんかできないのです。

そこに罪悪感をもったり、ネガティブな感情だから悪い、などとレッテルを貼るのはシャドウでしかないエゴがやることなのです。

私がずっとここで書き続けている、受け止め、感じ尽く、そして手放す感情はこのレベルの感情のことであり、今という特別な時にいる私達は、こことしっかり向き合い、乗り越えていくチャンスを与えられています。

自分を罪深く、取るに足らない存在に晒しめているのは

この「持つべきでない感情を一度でももってしまったことへの恥」と思うことであり、

これが無意識下で自分に重く伸し掛かる十字架を背負わせることになるのです。

どうか、自分の感じた感情をありのまま受け止めて下さい。

そう感じた自分自身さえも、全てです。

どうか無かったことにしないで下さい。

それをすると、ありのままの自分を否定することになるからです。

私達の魂が、この人生で肉体をもった私達に意味のない体験などさせません。

言い方を変えれば、

「体験すること」そのものが、ここに生きている理由だと思うのです。

あなたの目で見たこと、

鼻でかいた匂いや空気の温度、

耳で聞いた全ての音、

舌で味わったこと、

肉体で触れたぬくもり、肌ざわり、言葉では表現できない全ての微細な感触。

それを通じてあなたの中でじんわり、ときには突き抜けるように感じた感情や感覚の全てに

ただ魂は満たされ、震えるのです。

このテーマにしっかりと取り組まれたら、

この山羊座の満月からは11のポータルナンバーのカードが示す通り、

全てが自分の中に既にあるということを知り、

真実の自分であることの普遍的な強さと力が自分の中にあることを感じ、

自分の王国(人生)を自分の思考によっていよいよ具現化していける流れに繋がっていけるようです。

それは今までの、恐れや不安への葛藤や罪悪感からくる無理な努力やがむしゃらな心身の労働によってではなく、

これからは自己の真実に基づいたワクワクや喜びからくる願望や意図でもって、

宇宙の流れに乗った、スムーズな創造がしていけるでしょう。

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