前回の記事で「’正義の天秤’を自分の手に取り戻す」ということについて書きました。
ただこの天秤は、自分が手にしたからといって終わりではありません。
むしろ、ここからが重要です。
なぜなら、
今まで、他者や社会が自分を’正義’という名の概念(常識やモラル、タブーなど)で
私達を裁いていたと思い込んでいたのですが、
実は
自分を裁いていたのは’自分自身’だった
ということに気付かされるからです。
私達は今まで、あまりにも残酷に自分を裁き続けてきました。
そのため、常に意識的・無意識的に、恐れと罪悪感、被害者意識に基づいた
信念のパターンの中で生きています。
そしてもちろん、そのパターンに基づいた人生が繰り広げられています。
私は、この「天秤を自分の手にもつこと」の意味とは、
’自分の中の信念のパターンを認識し、
この奴隷意識から自分自身を解放し、
真実の自分を生きること’
を宣言することだと思っています。
どうか、その天秤を’正義’という言葉をはき違えて
自分を’裁く’ことに決して使わないで下さい。
それは本来の自分らしく在るために使うものです。
’自分らしく在ること’に条件も理由も要らないのです。
それは誰もに与えられた当然の権利であり、
私達が生まれてきた意味そのものだからです。
あなたの天秤が揺れたり、片方の皿に重みを感じて傾く時、
あなたの魂が「その在り方は本当のあなたじゃないよ!」と
叫んで訴えていると思って下さい。
太陽と木星が蠍座にいる今、
特に自分の中に最も恐れて見たくない(と信じている)部分を
天秤がしっかりと教えてくれます。
そうです。
天秤とは、’あなたの内なる調和と愛’のことです。