無限の可能性を秘めた世界に放たれた矢

12月に入って早1周間が経とうとしています。

もはや、時計を基盤にした数字で捉える時間感覚はとうに意味を成さなくなってしまったほど、時間の在り方が変わってきたように思います。

12月。それは1年を締めくくる12番目の月。

「12」という数字は、数秘学では通常、1+2=3という「3」の意味として考えるのですが、ここではあえて「12」という数字自体にこだわってみてみたいと思います。

というのは「12」という数字は他の数字にはないかなり重要な意味を秘めているからです。

あなたは「12」という数字から何を連想しますか?

12は元々は古代天文学(古代エジプトの暦)で1年を12分割したことが起源となる数字だと言われています(これが1年を12ヶ月とすることになりました。)また、古代エジプトの日時計が1日を昼と夜に12時間ずつに分けたことも関わっているようです(アナログ時計は12時間表示ですね)。

他には、キリストの12使徒、ギリシャ神話のオリュンボス12神、タイタン12神、ヘラクレスの12の功績、日本神話の十二柱七代の神、仏教の十二神将、聖徳太子が制定した冠位十二階、仏教の十二因縁、仏教の十二天、陰陽の十二直、12宮、12星座、十二支、十二単、12音階、12方位、12ダースなどなど挙げたらキリがないぐらい実は「12」にまつわる物事が意外と多いことに気付かされます。

これらをざっと見ると、「12」は宇宙や万物の法則や摂理に関することや、神仏など高波動の領域や目に見えない世界に関することに関係した数字であり、そしてそれらを「まとめあげて完成(完結)させている」数字のように思えます。

というわけで、今月12月は今年2016年の私達を個人レベルでも、社会や世界レベルで、何らかの「まとめ」が形(結果)となって現れる時でもあるようです。

特に今年は「9」という’ひとつのサイクルが終わるという強制終了の年’なだけに、今も含め、正直、冗談じゃないぐらい(!)相当ハードな1年だった、という人が多いのではないかと思います。

実際、地球や地上の私達の意識レベルの次元上昇により、自分自身と徹底的な向き合いと変化の流れが相当早く激しいので、時には苦しすぎて逃げたくなりますが、その時こそ、実は最も核心に近づいたチャンスの時なのです。

私が昔、静止画のデッサンをやった時のこと。目の前の物を白い紙に鉛筆の濃淡だけで描くのですが、紙の下地の白色は構図の中の最も明るい部分だけのために残し、あとのほとんどの部分が鉛筆の灰色の濃淡だけで塗りつぶしていくという、モノクロの明暗だけの表現をしなければいけませんでした。その時、何も塗っていない白地の紙の色だけでは最も明るい部分を表現しきれないため、そのすぐ際を絵の中で最も暗い部分にするために真っ黒に塗りつぶしたことを今でも良く覚えています。

つまり、「最も暗い所のすぐそばが一番明るい所」なのです。

この世界は、顕著な’違い’を生むコントラストの世界なので、分かり良いともいえます。

だからもし、今、逃げ出したくなるほどのどん底の暗い闇の真っ只中にいたとしても、それは同時に、’すぐそばに最も明るい光がある’ということを意味しているのです。

実は物事自体はニュートラルで、世界は私達の意識や思考の在り方で違って見えるのです。

11月29日から新月が位置する射手座の、圧倒的な楽観性と自由、そして未知なる世界にワクワクしながら飛び込んでいくという流れの中、すでに私達の「射手座の矢」は、無限の可能性が広がる、次の新たなステージ(シフトしたパラレルワールド)にいる私達を目掛けて勢い良く放たれましたよ!

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