先週6月21日に太陽が蟹座に入った瞬間である「夏至」を迎えましたね。
太陽の高度が最高になる夏至は激しい陽のピークであり、アストロロジーでは(春分からスタートした)上四半期の「自我を感じ知る」プロセスを終え、「自我の調整」のプロセスへ突入するタイミングでもあります。
毎回ながら今回の「夏至」もとてもパワフルなポータルで、その前後では次元レベルでの大きなシフトを感じました。
私は、この夏至には特に「11」と「4」の数秘エネルギーが強く作用していると解釈して、この2つのエネルギーを総合的にみて
’対極にあるものの超越的視点で、自分のルールを自分で決めて実行すること’
がこの夏至からの大きなテーマにあるように感じました。
対極性への超越的な視点。
これは対極性、二元性の統合の鍵なのかもしれません(現時点の意識レベルで認識できる限りですが)。
地球は圧倒的なコントラスト(対比)の世界です。
陰陽、上下、表裏、外内、白黒、光闇、男女・・・・。
それが私達ひとりひとりの「個性」という彩りをつくったりします。
もともとは、地球で生きることというのは「このコントラストの世界観を体験する」ことだと思うのです。
そこに、
’善悪、正しさと間違い、肯定と否定’
という主観的な感覚でジャッジされているだけです。
この主観性も実に曖昧で、国や文化、時代、はたまたもっと少数の閉鎖的な人々の一時的な考え、もっというとほとんど無意識的な刷り込みによって判断さえされるものです。
宇宙には善悪の区別などという概念すらありません。
本当は神様でさえ、何が善で何が悪かなんて分からない。
あるとすれば、それもあなたが刷り込みによって考える神様に匹敵する存在が、善悪の裁きをしていると信じている’信念’でしかないのです。
・・・なんとも夢がない話に感じますか(笑)?
・・・必ず悪は滅びて、最後に正しい者が救われるべきだと?
私は、この世界で絶対的な正しさなどというのは存在していないと思ってます。
それは誰か(何か)にとっての正しさであっても、ほかの誰か(何か)にとっては間違いや悪と捉えられたりします。
これ以上になると今回の論点からまた離れそうなので、まず現時点で、’全てに当てはまる正しさなど存在しない’ということを知ることは結構、大事なポイントだと思います。
だから’これが正しい’という社会通念のようなドグマにとらわれず自分らしい生き方を追求するために、自分の魂にとっての哲学(イデア)を生きるためのルールを自分で決める、ということがこれからさらに大切になっていくと感じています。
もっと分かりやすく、これを’自分軸’と呼んでも良いですしね。
恐らくこれから益々、地球規模で自然現象、政治、経済、人間関係などあらゆるところで、カオス(無秩序状態)が勃発するでしょう。時期や程度、状況、全てにおいて想定外で起こるようになるでしょう。
自分の外で大規模に起こる予測不可能なことを直接、コントロールするのはほぼ不可能です。
しかし自分の内は自分でコントロールすることができます。
・・・そして最後に、今、起きている現象ですら自分の内なる反映であることを考えれば、私達一人ひとりが内なる平安を保てれば、外の世界の平和にも繋がるということでもあります。(なので、起きてもいないことに必要以上に恐れたり心配することはそれを外の世界へ具現化してしまうので寧ろ平和を遠ざけてしまいます。)
最後に・・・
個人的には、過去に大切な人たちや愛犬たち(皆、高齢でしたが)、この夏至を乗り切れず空の星になってしまったことから、夏至には何か乗り越えるのに結構大きなハードルがあるように感じています。(もちろん、彼らは天寿を全うし、天の計らいで夏至を利用して平和的に肉体を手放したのだと思います。)
夏至などの大きなタイミングは、あたかもカレンダーをめくるように、当然に過ぎ去る直線的な時間軸上にあるとは思えないのです。
そう考えると、今私達がここにいるのは当然でも偶然でなく、今回の夏至を乗り切ったのだと思うし(多少、心や体がしんどくとも)、そして今日もまた精一杯生きている証でもあると思うのです。
地上の時軸で捉える瞬間点である夏至は、意識上の次元ではまた永遠の中にあるのです。
写真は、Jesus Pelaezさんという人が1年間、同じ場所で毎週の火曜日同時刻で撮影した太陽の位置を取った写真48枚を合わせたものです。 その結果、「無限」のシンボルが浮き上がってきました。
・・・そして、そんな流れの中、6月28日には山羊座で満月を迎えますよ〜。
P.S.
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