12月3日からいよいよ木星・山羊座期が始まり山羊座に続々と天体が集まりつつも、まだまだ太陽&水星の射手座エネルギーも流れる中、12月12日14:12今年最後の満月を双子座で迎えました。
今回もアストロロジー、数秘、タロットなどの観点からこの満月が象徴することについて個人的な意識のメモとして解釈したことをシェアさせて頂きたいと思います。
’はじめに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。(ヨハネの福音書)’
今回の満月のサインである双子座は「言葉」を司ります。
しかしながら、そもそも言葉とは何なのでしょうか?
言葉というと、私達は普段、何かを話したり、聞いたり、書いたり、読んだりする情報やコミュニケーションのツールとして当たり前に使っていますが、実はこの言葉こそが<私>と世界を創ったものだということを知っているでしょうか。
’ただ在る全ての源’は自身にある無限の可能性を知りたくて、それを体験をするために可能性のひとつを選んだ時に「言葉」を使いました。
言葉は「これは〇〇で、あれは△△だ」というようにそれまでにあった無限の可能性という全体から切り離した断片に名前を付けて個別化します。
<私>と世界もこのようにして創られました。
言葉は意識、概念、思考、知識、情報を生みました。
これが、例えば、私達人間は138億年前に誕生した宇宙の中の地球という惑星で77億人のひとりという個々の肉体をもつ存在として生きているという概念でできた世界を創り上げました。
こうやって<私>も<あなた>も世界も言葉によって分離されたものになりました。
よって、本来、言葉とは
であり、魂は双子座のサインで「世界から切り離された肉体をもった<私>」という概念の下で人格形成を担うということになります。
さらに、言葉を扱う双子座は、例えば「これは上である」と言った(決めた)瞬間に「上」と対極になる概念「下」を創ります。つまり、’二元性’の根本的概念をつくるサインでもあるわけです。
だから双子座の性質は、私達の自分自身や世界を’知りたい’という好奇心や興味に駆られ、<私>と分離していると信じている世界からその欲求を満たすための物事の両極にあるものから情報をスピーディーに集めようとする形で現れます。
しかし、双子座のこの性質は、物事(情報)を単に善悪や優劣などといった短絡的な二元論と表面的な知識獲得の自己満足に陥らせることもあります。
そうならないためにも活用していきたいのが双子座と対極にある射手座の性質です。それは双子座で個人的に獲得した論理的思考や知識を人間全体に通じる哲学やスピリチュアリティへと昇華させていく精神性です。
双子座が多種多様な一本一本の木だとすれば、射手座は森全体、もっと言えば森を形作っている宇宙的な真理を見いだそうとする眼差しと例えられるかもしれません。
そういう意味でも、この双子座・満月は11月27日の射手座の新月の時からの流れとも深くリンクしていると言えそうです。
今回の双子座・満月にはもうひとつ、大事な数秘コードが隠されているようです(別に隠されてもいないか。笑)。
その数秘は「12」(2019年12月12日→12/12/12)です。もちろん、これは「3/3/3→9」にもなり、読む人がどの視点で読むかによります。
これに加え、タロットや、今回、満月が海王星とTスクエアになっていることも合わせると、前述した双子座と射手座を統合点を反転させる、ということではないかと思いました。
何かひとつのものを存在させるのに必ずその対極となるものがあり、そして、これら対極する二元性を統合する点が今、現実が起きていると思っている場所なのではないか、と。しかし、その場所は言葉を発端に概念で創られた過去の世界であり、それを’今’観察している上位次元の意識の視点がある、ということを示唆しているように思うのです。
そしてその視点は、今、現実だと思っている場所と鏡写しのように反転している、ということを私達の無意識下で認識し始めているのかもしれません。(→過去の関連記事)
後はタロットの「9.賢者」が示すように、ここからは皆さんひとりひとりが自分の内に入っていくことでしか到達できない<私>と世界の創造の真理に触れていくということなのではないでしょうか。
*ご興味のある方はこちらもどうぞ。
★この満月の分析に活用したもの★
(ホロスコープ)
(数秘&タロット)