こんにちは。
大激動期真っ只中(でもおそらくまだ序盤)、いかがお過ごしでしょうか?
個人的には、マスメディアの情報から離れて、家の中で淡々と目の前のやるべきことをやり、好きな音楽をかけながらゆっくりと料理を楽しんで過ごしている限り、今までの生活とさほど変わりません。むしろ必要以上に時間に追われることがなくなったため、自分の内側に深く入っていくタイムレスな体験を楽しんでおります。
人間の生活がどうであろうと、宇宙や自然は完全なる調和のリズムで動いています。今回もそのリズムによって生み出される月のサイクルが満月に導きます。この満月は5月7日に蠍座にて起こります。
この日に蠍座・満月が起こることの重要さも然り、この5月は占星術的視点で観て、重要な天体イベントが目白押しで、またここで大きく流れが変わるタイミングであるように感じます。
4月26日に山羊座・冥王星の逆行が始まったのを皮切りに、5月で起こる天体イベントがこちら(特にオレンジで示したイベントが注目です)。
これはもう、’5月の変’と呼びたいぐらい(笑)この激動の年の中の重要なシフトのタイミングになりそうです。この5月のタイミングのポイントとして、
が考えられそうですので、今月の過ごし方のヒントにされると良いかもしれません。
双子座のエネルギーについては次回の双子座・新月の時に少し詳しく書きたいなと思います。
さて、こんなバックグラウンドで起きる今回の蠍座・満月について話を戻しましょう。
今回も占星術、数秘、タロットなどから得たインスピレーションを通して、この満月に関する個人的な解釈をシェアさせて頂きたく思います。
今回の蠍座・満月は、蠍座の月(12ハウス)を牡牛座の太陽(6ハウス)が受け止め、顕在化する満月。
普段は認識できていない、私達の潜在意識の中にある感情、記憶、魂の領域が、肉体の健康面、日々の仕事、誰かのための行いを通じて現れてくるのかもしれません。
ここでいう潜在意識の中にある感情、記憶、魂の領域とは、自分の中には在るものだけど今までの人生の表には出ていないものだったりします。
特に、感情領域においての、<私>という自我存在を成立させている自分の中の最も繊細でプライベートな部分を、他人の価値観や世界に取り込まれる、他人の一部になってしまうというような自我の一時的な喪失体験を通じた、恐怖、怒り、憤り、悲しみ、苦しみ、屈辱、嫉妬などです。
こういう感情は、決して人に見せたり伝えたりすることなく、その気持ちを自分の中でぐっと抑えて飲み込み、無かったことにしたことだったりします。
しかし、頭では無かったことにしていても魂の世界では全てが記憶されていて、それは実は今も見えない背景としての<私>という存在の一部分なのです。もっというと、見えている(認識している、表面化している)<私>とは、ほんの一部でしかなく、本当は潜在化している<私>の部分の方がほとんであり、そして<私>の本体の側だといっても過言ではありません。
この満月では、現実の世界、特に肉体、日々の仕事、他者への貢献の場面などで表面化してくる、何かしら今まで気づかなかった自分の内側にあるものに感情を通じて認識できるようになるのかもしれません。
特にその現実世界という器になる牡牛座・太陽は、多種多様性を愛し、また自らもそれを生み出す豊かさに溢れた性質をもっています。
それは、蠍座が示してくれる、自分の中の潜在化している感情においても言えるのではないでしょうか。
感情に良し悪しもない。色んな感情があるということ、自分の感情に素直になるということ、周りのみんなと同じように感じなければいけないことはないということ、各々が抱く様々な感情もまた多種多様な豊かな体験として享受する大切さをこの満月の牡牛座・太陽は教えてくれているのかもしれません。
この蠍座・満月に始まり、この後に続く4天体の逆行イベントは、普段、なかなか認識できていない潜在化した感情や魂の記憶に益々、自分の意識が内向し顕在化していく流れに促されていくように感じます。
そして、その見えない自分の内側の意識の世界は、いつでも目の前の自分が見ている現実世界に立ち現れていることに気付かされるのではないでしょうか。
そして、これから、もし目の前の現実世界で急激に何かが壊されていくことがあったとしても、それは自分の真実の欲求や本質的なものからつくられたものではなく見せかけの自我の部分の崩壊に過ぎないのだとということも、思い出させてくれるタイミングでもあるように感じます。
この満月では、直感的な感覚やインスピレーションも潜在化した感情に関わっている大事なキーになりそうです。
それでは素敵な蠍座・満月の時を♪