【水瓶座・新月】自分以外の何にも評価させない自己価値の再構築

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今年も既に2ヶ月目に突入しましたね。
私達の自我意識を表す太陽は既に水瓶座のシーズン真っ只中にある中で、

  • 2月1日は金星が山羊座入り
  • 2月2日は「22」のマスターナンバーのゲートが開く
  • 2月3日は節分
  • 2月4日は立春

と、宇宙や暦ではそれまでの臨界点に達したものが新しいサイクルをスタートさせるタイミングが連日続いています。

そしてその流れにある次の展開が2月5日6:04amに迎える水瓶座の新月です。

この2月に入ったあたりから既にこの新月のエネルギーを体感や心理的に感じ取っていたという人もいるかもしれません。

◆今回の新月の占星学的ポイント◆

  • 月と太陽が水瓶座15度で起こる(日本では1ハウス)
    • この新月のサビアン・シンボル「机に座っている偉大なビジネスマン」
  • 水星とリリスがコンジャンクション
  • 射手座の木星とセクスタイル
  • 海王星と土星に挟まれた新月が小三角形を形成

両極にあるものを内包し合う「完と始」の接点

新月は、こうありたいと思う顕在意識の理想(太陽)と、これが私らしさと感じる無意識の欲求(月)が一致して互いに協力しやすい時です。

理由や理屈ではない自分の欲望や感情的揺らぎを意識上に引き上げてみると、普段は交わることなく対極にさえあるように思えたもの同士が、実はそれぞれ中に互いに繋がる接点があることに気付くのかもしれません。

前述した連日の暦上の節気の流れと合わせて、強い力が充満してピークに達した水瓶座15度で起こるこの新月は、ひとつの完了と同時に次の新たな方向性を探り飛び出していく始まりの時です。

この新月の日(2019年2月5日)を数秘エネルギーでみても「19→10→1」になり、始まりと完了の合わさったひとつのサイクルの完了を迎え(19)、次の次元のサイクル(10)の始まり(1)になります。

大事なのはいきなり「0」から始まったのではなく、前のサイクルの終点と重なっているということです。そして、さらにそこから始める’「私」である’という「アイデンティティー(自己の存在意義)」にスポットがあたる1ハウスでこの新月が起こるというのもポイントになりそうです。

 

’何にも評価させない「私」の価値’という真価

この新月と重要なアスペクトをとる天体達と、1ヶ月後に来たる時代精神の変革を担う天王星による過去約8年間の集大成のまさにラストスパートの中にいる今、最も取り組みたいと思うのが「自己価値の再構築」です。

2011年3月12日に魚座から牡羊座に移動した天王星は、私達に’「私」とは何者か?’、’「私」や人生の意味とは?’といった自分のアイデンティティー(自己の存在意義)を根底から見つめ直すことで、「自分はどんな生き方がしたいのか」を自分で決める学びの機会をもたらしました。

そして迎える天王星による次の学びが、牡牛座のテーマ「自己価値」になります。実は昨年の5月に一度、天王星は牡牛座に移ったのですが、逆行して牡羊座に忘れ物を取りに帰り、今、そこから牡牛座へ向かっているところです。

昨年、次の牡牛座の学びのリハーサルを体験した後、牡羊座にもう一度戻って、自分の存在意義に関する何か大切なことを再確認したようです。

牡牛座の「自己価値」は、それを使った対価の交換による取得能力や所有ができるあらゆる所有物、不動産、物、お金、仕事など物質的豊かさや充足、生活の経済的基盤が含まれます。

つまり、’人生の中で持続的で安定性があると信じているものや価値観’であり、まさに地球上で暮らす人間の日常の生活基盤・スタイルに関わるところです。

ここに天王星が約7年かけて集合意識レベルで変革を起こすといわれています。

すると、今までの生活基準、暮らし方、働き方、お金の稼ぎ方とこれらの価値観や社会の在り方ががらりと変わる可能性が高いわけです。

既にその変化が始まっているのを感じ取っているという人もいると思いますが、実際にそのように行動に移している人はまだ多くないようです。それどころか、その変化の流れに抗い従来の価値観にしがみついている人もいます。

しかし、人の意識の進化の流れには誰にも逆らえません。それはここで私達が人間として生きている理由でもあるからです。

であれば、私達にできることは、魂のメタ視点をもってその変化の流れに乗ることだと思うのです。

魂の視点でみれば、地上の人間のライフスタイルや価値観などは時代や国、人種、宗教や思想など、人間の集合意識レベルでいくらでも変わる幻想でしかありません。

それより魂が人間の体験を通じてやりたいことは、自己を再発見し、表現し、創造し、進化するという体験なのです。

今、牡羊座から牡牛座に向かっている天王星は、私達にこんな風に語りかけているのかもしれません。

「あなた以外の誰かに評価されたり、何かによって証明されるようなあなたの自己価値は真実ではない。あなたの自己価値をあなた以外の何かに決めさせてはいけない。あなたの自己価値は努力して何かを獲得したり、何かになろうとする在り方ではなく、’あなたである’ということをあなた自身が完全に信頼し、ただそうであるという状態のことだ。」

自分の自己価値は、他者の承認、社会的評価(学歴、肩書、功績など)、お金などの対価に置き換わるもの(才能、能力、作品、仕事など)によって定義されないということです。

というのも人間の成功体験と自己価値は別だからです。(しかし日本をはじめ世界はこれらを同一視する根強い集合的意識があります。)

例えば、あなたが挑戦してみたことがことごとく失敗したとしても、それはあなたの体験でしかなく、あなたの自己価値とは全く関係がないことなのです。もし’失敗ばかりしている自分には価値がない’と思うのであれば、それはあなたがそういう信念を選択しているというだけのことです。

だからこそ、ここからの時代は’本物の自己価値’の真価が問われるチャンスの到来だと思うのです。

これから従来の社会的価値基準が大きく揺らぎ、働き方やお金の価値観も変わるのであれば、そこに依存しない自己価値の確立が重要になっていくように感じます。

  • 仕事やお金にならなくても、あなたが心からしたいことは何ですか?
  • 誰かにバカにされたり、反対されたとしてもやり続けたいことは何ですか?
  • 誰にも知られず自分一人だけであってもずっと取り組んでいきたいことは何ですか?
  • 自分のためだけの心からの喜びになることは何ですか?

一人の時間をもって、じっくり自分自身に投げかけたい質問です。

天王星が牡牛座に入る3月6日以降の約7年をかけて、これからは誰かの評価を得るためにやっていることや、お金や仕事のためだけにやっていることが上手くいかなかったり、もう続けられなくなるかもしれません。

しかしこの新月から1ヶ月という時期は、牡羊座の逆行で自己のアイデンティティーを最終確認した天王星を使って、従来の価値基準に依存していた自己価値の見直しと再構築をしていくのに天体達の最高のサポートが活用できる時です。

気づきをもってすれば、この後の大きな変革の嵐に対しても準備万端で迎えられる宇宙の完全な流れの中にあるように感じます。

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