気がつけば11月上旬に突入し、グレゴリオ暦でみれば今年も残すところあと2ヶ月ですなあ、と既に年末へ意識が向いている人も多いかもしれませんが、占星術の世界ではひとつの新しいサイクル(年)の始まりを表すような天体的大イベントが目白押しです。
特にこの記事を書いている今日と明日にかけて、この先の大きな流れをつくるスタートの節目にあたるような大きな天体イベントが
です。
長期のサイクルに関わることはまた別の機会に書かせて頂くとして、まず今回注目したいことが、11月8日1:03に蠍座で起こる新月と、同時に起こる木星の射手座入りです。
今回の蠍座・新月のポイントになりそうなことを記してみたいと思います。
この約1年間の蠍座・木星で自分の内側を深く潜り、おぞましいと思ってきた情念や情欲、心の奥の方でいつもじんわり絞め続けている(でも半分、麻痺している)諸々の感情と向き合わざるを得ないような経験をされた人も多かったかもしれません。
そして、そのように幽閉した感情の亡霊に怯える(または耐えられないので麻痺させる)状態を作っていたのが紛れもなく自分自身であったことを知り、衝撃的だったのではないでしょうか。
この蠍座・木星のプロセスでは自分の内側で何か崩壊や切り離しの体験があったと思いますが、それらは’仮面をつけた自分(エゴ)’の部分で起こったものであり、これによって自分の真実につながることができます。まさに冥王星を背後にもつ蠍座の「死(破壊)と再生」「変容」のテーマでした。
このプロセスを経てた木星(私達の拡大・成長する性質)は、自分のエネルギーが流れるホームである射手座に約12年ぶりに帰還します。
蠍座の「内側へ深く留まる」エネルギーから、射手座の「外側へ広く遠く出ていく」という真逆のエネルギーの流れに切り変わる感じが既にしている人も多いかもしれません。
射手座・木星のこの約1年は、「楽観性、寛大さ、拡大、成長」が強調されて、「理想、信念、情熱を伴って心理的にも物理的にも遠くまで出て視野を広げる」という感じです。
大らかで伸び伸びとして、多少の失敗はあっても「ま、いっか」と気持ちの切り替えと前向きさで乗り越えていけてしまえそうです。これは同時に、細部を見落としたり、うっかり〇〇を連発したり、みたいなことも気を付けたいところでもありますが。
何せ、射手座の性質を発揮できるのはこれまでの蠍座のテーマにどこまで向き合えたか次第だと思います。(深みを知らなければ飛び出せません。内側の感情の魔物を直視できない人は自分の外の世界を怖くて旅できません!)
まだ木星・射手座への準備ができてないよ、という場合は、今月22日に射手座のシーズンが本格始動するまで太陽が蠍座にいますので、最後の総仕上げのチャンスです。
・・・最後に、今月も既に上旬に差し掛かってしまいましたが、この2018年11月は数秘的に「11」のエネルギーがとても強く働く月になります。(2018年は「11」の年です)
この観点から、数秘術の世界では2018年11月11日を11/11/11となり、「トリプル11」として強烈な「11」のポータル(意識が高い次元と繋がる接続点)として注目しています。(この件に関して書けたら書きます^^;)
では、この度の大転換期の中の新月も楽しみましょう。