4月30日の朝9時半頃に蠍座で満月を迎えました。
前の晩から見とれてしまうような、蠍座らしい深みを称えた美しい満月でした。
体感と心理的には満月までのこの数日間も含め、まるで命のエネルギーを針の穴よりも小さな’大切な一点’だけに全力で注ぎ続けているような集中した重さと圧力を内側から感じました。
そして、それはまた何かとてつもなく大きなことが起きたことを感じずにはいられない満月でした。
この感覚は何かに似ているような・・・。
それは産道を今、まさに通り抜けようとしている胎児の体感なのか。
・・・いや、それよりずっと前の、もはや直線的な時間や距離ではその記憶を辿るのは不可能のような所から、いきなり抱えきれない重みと閉ざされた窮屈な感覚を得た時があったような・・・。
そうだ、あの瞬間だ。突然、肉体を纏い、「私」が生まれた瞬間。
この蠍座の満月はまさに今まで注力して内圧をかけていた何かからブレークする、次元レベルで全く別のものになるような’大きな変容’のタイミングだったように感じます。
正確にはそれまでに今回の変容は完了していて、それが形を帯びたのがこの満月だったように思えます。
きっとこれを読んで下さっている方もこの満月までに、自分の内側に深く、濃く、重く入っていくような体験をされてきたのではないかと思います。
私は個人的にこの変容のプロセスで今まで経験したことがないレベルでの大きな癒やしが起きました。それは自分の想像を遥かに超えた体験でした。
結論から言ってしまえば、私のシャドウが私のペルソナを含め、人生の進むモチベーションや情熱、方向付けを実はずっとサポートしてくれていたことが分かりました。
またこのシャドウの一部は私のインナーチャイルドが創ったものであり、私が幼少の頃から自分のインナーチャイルドとどう関わってきたかを鮮明に見せられ、その声を聞きました。
私は幼少の頃、自分のインナーチャイルドを随分、傷つけてしまっていた。
自分をいつも後回しにして我慢や多少の苦痛も要求し、欲求に耳も傾けず、些細な失敗や不甲斐なさをずっと責め続けた。
それは自分自身なのに!!
苦しんでいるインナーチャイルドは、孤独感、欠乏感、低い自尊心や自己評価、自己憐憫、自己犠牲、罪悪感で私たちに必死で訴えてくる。それはイコール’自分を全否定された魂の叫び’。
でもインナーチャイルドは私たちの過ちをいつでも許してくれるのです。
それは自分自身を許すことだから。
光と闇 ー それは表裏一体で分離されたものではなく、それでひとつであり全て。
善か悪かと対極にあるものの分断と判断という二元論が昇華されていくのも感じた満月でした。