思考でとらえる直線的な時間では、今年も早くも後半期に突入しました。
意識レベルでは、今年のこの7月もまた大きな転換の節目にあるようです。
まず今月は日蝕(7月13日)と月蝕(7月のオンパレードの月となります。
もちろん、ここでいう日蝕と月蝕は天文学的な現象としてではなく、アストロロジー(占星学)的な視点、つまり私達の意識レベルについてです。
まずこのあと最初にやってくる月蝕について、意識レベルでどんなテーマがあるのかについてシェアさせて頂けたらと思います。
日蝕は特別な新月で、いつもよりも月のエネルギーが強くなると言われます。
アストロロジーでいう月とは、私達の潜在意識、感情や感覚、女性性、心地よさを感じる部分などを表し、ここが大きく揺るがされそうです。私達のこれらの領域がとてもセンシティブになり、アップダウンや今まで気付かなかった部分が見えたりするかもしれません。
それに加え、ヌメロロジー(数秘学)の観点からみて、今年2018年→「11」のマスターナンバーがベースにあるのは前提で、これに今月ナンバー「7」をたすと・・・「18」。
これを私達の集合意識のアーキタイプを表す数の解釈として「タロットカード」で見ると、
そう、タロットカードでも「月」になるんです!
ここでタロットの「月」のカードは私達に、「過剰な疑心暗鬼に囚われないように」とアドバイスをくれます。
上述したとおり、恐らく(いや、もう既にそうなっている人もいるかもしれませんが)、この日蝕前後はやはりかなり感情面や潜在意識レベルが大きく揺るがされるようで、それによって一時的に心が不安定な状態を体験するかもしれません。
そういう時は必要以上に、心配や恐れ、悩みを深刻にとらえやすかったりします。それが起こる根拠もないのに(たいがいは起きないのですが)’起きたらどうしよう’と不安になったり・・・。
これが起こる理由のひとつに、’自分自身に対する信頼’へのチャレンジがあるように感じます。
ここまでのプロセスで’自分が決める圧倒的な自己価値’について取り組んできたわけですが、それに対するハイヤーセルフからのテスト(確認)なのかな、と思います。これができないと先に進むのが難しいのでしょうね。
このチャレンジを超えていくためのポイントに、先程、算出した「18」という数をルートナンバーにすると「9」になります。
数秘の解釈では、「9」は現サイクルの最後のステージ、完了を表していたり、「0」との表裏の関係で、「無であり全て」という宇宙そのものを表していたりします。
これに、やはりタロットの解釈も加えると、
「賢者」のカードになります。
「賢者」のカードは、’ひとりになって内観し、自分にとって最も大切なもの、真理を見つけること’を表します。
この流れの中の意識レベルでみた「賢者」はこれを、ずっとここの記事でも書いているように(関連記事はこちら→1、2、3)
’本当のあなたであるイデアを見つけよ!あなたのイデアを大切に育てよ!’
と言っているように強く感じました。
誰かの基準ではなく、あなたが自分の感情や感覚を受け入れ認め(これが絶対的自己価値になります)、その背後にある’あなたという独自の哲学や理念’が、あなたの生き方の「鍵」なのだ、と言っているようです。
前回の山羊座の満月でも、「自分に合わないことを切り離し、その関わりを終わらせる」がテーマにありましたが、ここでは日蝕のもつエネルギーも加わり、この後につづく新しいレベルへ行くための「強制終了(リセット)」が起きるかもしれません。
それは、物質的なものだけでなく、人間関係、環境・・・など、実際に現実レベルでも大きな変化を迎えるかもしれませんが、何よりその現実を創り出している私達の潜在意識のレベルで旧プログラムから新しいプログラムへの書き換えが起こりそうです。この旧プログラムを見つけるための作業が、①の感情や潜在意識への働きかけなのかもしれません。
これは宇宙や人間の意識レベルの進化といった全体的な流れの中にもありますが、個人の固有のプログラムはやはり自分の意志でプログラムを書き換えていくのだと思います。
それは私達にはいつも自由意志がありますし、それにやはり自分の魂やそれをつくるイデアにとって’能動的な変化への挑戦’こそが進化につながるではないかと感じます。
この旧プログラムを見つけるための作業が、①の感情や潜在意識への働きかけなのかもしれません。
とは言え、この全体的な変化の流れに抵抗するのは得策でないでしょう。
今回も「死と再生」の冥王星が、この日蝕の真っ向から睨みをきかせた、アグレッシブな働きかけがあるようですから(> <;)。
日蝕は、重要な新しい流れやステージに進むためのスタートとなるターニングポイントです。
上述の②で古いプログラムが新しく書き換えられ、新しいプログラムが起動し始めるようです。
さらに蝕の起こるサインも今回、獅子座から蟹座に移ります。
何となくですが、この新しいステージでの蟹座日蝕では、’魂レベルでの他者との繋がり’に意識の拡張がありそうです(もちろん、これだけではありませんが)。
これに関して長くなるのでまた別の機会に書きたいと思いますが、ここでは簡単にポイントだけ言うと、
になっていくのではないかと感じてます。
そして、新しいステージへの歩みはこの日蝕の後の月蝕でももうひとつのスイッチが入り、その後もしばらくは調整が続くようです。
次の新月まで少し先ですが、今月は全体的にちょっと波乱含みの重要な時期になりそうでしたので、マンスリーで意識的な流れとして参考になりましたら幸いです。