「私」とは何者なのか?
本当の「私」を生きるとはどういうことなのか?
こんな問いには一生をかけたって答えられない、決して言葉にできるものではないかもしれません。
しかし、ここに向き合うことを避けてやり過ごそうとしても、人生のどこかで必ず行き詰まりを体験するでしょう。
だからといって、これらの問いに対する答えをあなたは自分以外の誰かに委ねることができるのでしょうか?
私が好きな映画のひとつに「マトリックス」という映画があるのですが、その中で好きなシーンに映画の後半で、皆が命がけで探し求め待ち望んだ救世主だと信じられていた主人公に向かって、預言者が’あなたは救世主ではない’とほのめかします。それを聞いた主人公はショックと共に、皆に申し訳ないと深く落胆します。
あなたは他の誰かにあなたという存在の真理について
’あなたは〇〇でない’ または ’あなたは〇〇だ’
と言われたらどのように反応するでしょうか?
私はここにこそあなたが自分のソウルと向き合う最高のチャンスがあると思うのです。
ここの真意をしっかりと汲み取らなければ、占いやリーディング、ペンデュラムなどに表面的に反応し振り回されてしまうでしょう。
状況や他者の言動は、’あなたが心でどう感じるか’を通じてソウルが自らの声をあなたに気付かせるためのきっかけであり、最後に’あなたが心で感じたことを信じて選択する。それはまた自分を信じることでもある。そうやって、あなたは自分の人生を自分と共に創り上げるのだと思うのです。
自分の感覚への圧倒的な信頼とそれに基づいた行動で人生は切り開かれ、展開されていきます。
何がこんな生き方を支えるのでしょうか?
’temet nosce(汝自身を知れ)’
先程の映画の話の続きで、主人公を打ちのめす衝撃な予言を告げた預言者がいる部屋のドアの上の飾り額の中に記された言葉です。
’世界中のことを知るよりも自分自身を知ることの方がはるかに難しい。’ by ゲーテ
’この世でもっとも素晴らしいことは、自分は自分のものだと知ることである。’ by ミシェル・ドゥ・モンテーニュ
’他者を知ることは知恵、自分を知ることは悟り。’ by 老子
いつの時代も世界中の偉人達が生涯をかけて取り組んだことは、’自分自身を知ること’でした。
さあ、ソウルとしてのあなた自身を探求する旅を始めてみませんか?