来たる5月15日&16日は、最近も書いてきたように今年のクライマックスとなるアストロロジカルな大イベントになりそうです。
それは私達にとって、意識レベル及び現実レベルでの大転換期への始まりとも言われているものです。
(実際、世界中の占星術師たちがかなりざわついています。)
その主たるイベントとは、5月16日に天王星が7年越しに牡羊座から牡牛座へ移動することです。
そして、まるでそのイニシアティブを取るかのような前日5月15日の牡牛座での新月も注目です。
それは「自己の本質にそぐわない既存のものの崩壊」です。
天王星はこれを電気ショックのようなやり方で、私達を覚醒させます。
人間からすると個人レベルだけでなく社会レベルで衝撃的なことが起こるかもしれませんが、これによって自己の本質に基づいたものだけが残ります。
今まで我慢して受け入れてきたこと、仕方ないと諦めてきたこと、本当はやりたくないのにやっていること、本当は良くないと分かっていながらやっていることに徹底的にメスが入るでしょう。
他人がどうの、会社がどうの、国がどうの、
政府が、どこどこの国が、世界が・・・・、
経済状況が、教育システムが、雇用が、年金が、自然災害が、戦争やテロが・・・・。
自分の外に、自分の現状の不満の原因を探しだしたらキリがありません。
何かの、また誰かのせいだと言い出した途端、それは自分が状況に翻弄されることを意味します。
はっきり言って、これらが改善されたからといって自分が何かより良く変われるわけでもありません。
根本的な原因は自分の外にあるわけではありません。
それは、今、自分に起きている状況は、過去の自分の意識が創ったものだからです。
特にこの牡牛座で焦点となるのが自己価値です。
自分を取り巻く状況が何であろうと、どうなろうと揺さぶられなくなるための天王星−牡牛座時代の自己変革のひとつが、本質的な自己価値を育てることであるように思います。
また自己価値は現実化の基盤になるものなので、本当に自分が望む状況を意図して自分で創り出すことさえ可能になってきます。(過去の関連記事 1・2)
天王星−牡牛座時代は、安定というものの定義の見直しが余儀なくされるでしょう。
つまりそれは、’変化し続けることこそが最も安定した状態である’と知ることなのだと感じています。
本来、私達はずっと同じ状態を維持することなどもともと有り得ないことなのです。
私達人間を含め、全てのものが常に成長と進化のために変化し続けています。
毎日、同じことを繰り返す生活を何年も送っている、と言う人もいるかもしれません。
それは、地上の人間の集合的無意識の枠で捉えた感覚でしかありません。
宇宙の摂理で、私達を含め森羅万象、全てのものが、周期的・規則的な流れと同時に不規則・予測不可の法則のもと、毎瞬たった一度限りの体験をしています。
そして創造のひとつのサイクルが完成したら、その後、必ず更なる進化のための崩壊の時が来て、次の新しいサイクルに入ります。
今回の天王星の牡牛座への移動もまさに、そのタイミングのひとつだと言えます。
この天王星−牡牛座時代では、今まで自分にとっての安定・基盤だと信じてきたあらゆるものにおいて、自己の真理にそぐわない在り方は崩壊するでしょう。
所有のあり方や暮らし、お金、仕事、家、肩書、権利、人との関係性、公私に関わらず所属している会社やグループなどにおいて、
’私にはこれがあるから安心’
’この人(達)がいるから私は大丈夫’
という意識の在り方が通用しなくなってくると思うのです。
というのもこの在り方は逆を言うと、
’これ(所有しているものなど)が無いと、誰か(家族、パートナー、親友など)がいないと生きていけない’
といっているようなもので、自分の価値が自分の外に依存しているものになり自己の本質と反するからです。
本来、私達は何も持っていなくても、何もしていなくても、誰かといなくても、それらとは一切関係なく、本質的な自己価値があります。
それを受け入れ認めるのは、自分の外にある人や判断によるものではなく、紛れもなく自分自身です。
そうすれば他の誰かになろうと憧れたり真似したりする必要もなく、自分という独自性をありのまま愛せると思うのです。
天王星が牡牛座入りする5月16日はまた火星が水瓶座に入る時でもあり、ここでも天王星が強く働きかけ、自分の意識への気付きが促されるでしょう。
過去7年間の天王星−牡羊座時代で私達は、’「私」とは何者か’を追求し、魂の欲求に見合った「私」の器を模索してきました。そしてその器を満たすのが自己価値なのです。
この来たる5月16日の天王星−牡牛座時代のまさに直前の前日に牡牛座で新月が起こるのは偶然でしょうか?
この2018年の数秘エネルギーは、以前にも書いたようにマスターナンバー「11」という、私達の意識を次元レベルで覚醒する特別なエネルギーをもちます。(マスターナンバー「11」についての過去記事)
ところでこの5月(2018年5月)の数秘エネルギーは「16」、タロットでいう’ Towerタワー’になります。
ここでもやはり、’自己の本質的でないもの、本物でないものは崩壊する’という動きを示しており、実はこの5月自体が既に自己変革の中にいるような状態です(!)。
さらに新月(5月15日)でもマスターナンバー「22」となり、私達が今年のマスターナンバーの「11」に意識が合っていれば、ここで「22」と大きく飛躍できそうです。
今年の数秘エネルギー「11」は、私達の’自己価値’の真価を強烈に問いてくるでしょう。
今回の記事では’崩壊’という言葉を多く使い、びっくりさせてしまったかもしれません。
しかし、ここには意図があります。
’人は得体のしれない恐ろしいことを想像する時に最も恐れる生き物’なので、自分の中の曖昧な恐れや不安を明確にした方がかえって恐れる必要がないからです。
それに’私達が無意識に恐れの中にある時、私達の心は自分の外にコントロールされる’ので、やはり何においても意識的でいるべきだと思うのです。
意識できたらもう大丈夫です。
そもそも’恐れ’は自己の本質に反するものなので、これ自体が私達の創造の産物でしかない偽物だからです。
これも今回の天王星が崩壊していくところとなるでしょう。
最後に・・・・
これを書いている私自身も例外でなく、今までにない大きな自己変革の真っ只中にいて、それに伴う状況の変化を目の当たりにしています。
私も今年のマスターナンバー「11」を使いこなし、ずっと待ち望んだこの機会としっかりと向き合う必要があるため、しばらく記事は更新しないかもしれません(するかもしれません笑)。
’全ては完璧なタイミングで起こる’と信じて^ ^。