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【春分&お知らせ】<わたし>は<わたし>でないものからやってくる

2021年3月20日(土)18:38に春分となりました。

占星学で春分は太陽が牡羊座0度に入った瞬間(春分点)をさし、そして、それは私達の顕在意識(自我)の核である「太陽」がここからまた1年にわたって全12サインを巡る意識の旅が始まる瞬間でもあります。

何のために、なぜ私達の内なる太陽、<わたし>という自我はこの旅を毎年、繰り返すのでしょうか?(この旅はここまで自分の年齢の数だけやています。)

私は、この旅には2つの大きな目的があるように思っています。

そのひとつは「<わたし>を知るため」です。

<わたし>とは何者なのか。それを発見するという目的です。

誰もが唯一無二の<わたし>独自の感受性という心のメガネをかけて、触れる世界との反応を感情、思考、体感、行動という体験を通じて<わたし>を発見していきます。

そして、もうひとつの目的は「<わたし>を手放すため」です。

1つ目の目的の相反する感じがするかもしれませんが、この2つの目的でもってこの旅は完成していると思うのです。

<わたし>を知るということをやればやるほど、<わたし>とは<わたし>ではないものによって成立しているということに気付くはずです。

私達の内なる太陽が、<わたし>とは’<わたし>ではない全て’の一部に過ぎないという体験をするのがこの旅の最終地である魚座のサインなのです。

ですので、今回も新たに迎えた春分とは、私達の内なる太陽(自我意識)が、<わたし>ではない全ての世界(魚座)からその一部としての<わたし>として飛び出した牡羊座0度=旅のスタート地点だと言えます。

くどいようですが、大事なことなのでもう一度、言います。

<わたし>という自我意識は、<わたし>ではない全てからやってきているということです。その意味は文字通り、私達が普段、この世界で<わたし以外のもの>としてとらえてている全てと<わたし>はもともと同じものなのだということなのです。

これが分かりにくいのは、私達はいつも物理的に世界と分離された自分の肉体の中に<わたし>が在ると思い込んでいるからです。

この春分と秋分の時期は、此岸(この世)と彼岸(あの世)が繋がる時だと言われていますね。

これは神秘学的な意味で、

  • 此岸(この世)=<わたし>の世界、顕在意識/自我意識、見える世界
  • 彼岸(あの世)=<わたし>でないものの世界、潜在意識/集合的無意識、見えない世界

のことなのです。

<わたし>が世界を覗き見ている視野は<わたし>だけのものであり、それは<わたし>以外の誰にも取って代わることができないもの。つまり、本当は<わたし>と’<わたし>以外のもの’は同じ意識空間の世界にはいないということになります。

春分や秋分とは、その<わたし>と<わたし>でないもの、「顕在意識/自我意識」と「潜在意識/集合的無意識」のそれぞれの世界が繋がる(認識しやすい)時だと言えるわけです。

さて、春分の日は内なる太陽の新たな旅の始まりの日ということから、スピリチュアル界隈では地球からみた宇宙サイクルの始まりとして’宇宙元旦’と呼ばれているようです。占星学ではこの春分(太陽が牡羊座0度に入った瞬間)のホロスコープをここから1年の太陽の旅のテーマの概要を表わす指標としてとらえたりします。

こちらが今回の春分のホロスコープ(日本)になります。

この春分のホロスコープから読み解くテーマになりそうな主要なポイントをまとめてみました(詳細は割愛して)。

  • 本来の聖なる女性性を解放する
    • これまで人類史が基盤としてきた男性性の世界で封印されていた内なる女性性を目覚めさせる。
  • まずは自分の直感、感性、美意識ありき
    • 自分の感受性が捉える感覚や自分が心から美しいと感じるものが全てのイニシアティブを取り、これを基盤に思考し行動する。
    • (補足)これまでのマインド(頭で考えること)が社会的概念で分析・評価した予定調和の中で戦略的に人生を乗り切ろうとする在り方は機能しなくなる。
  • 自分の魂の声に従った生き方しなければ辛い!息詰まる!
    • 自分の魂の声に抗えなくなる、自分の魂への意識がフォーカスされる。(これ以上、自分をごまかせなくなる。)
    • 自分の心から好きなこと、興味が湧くこと、情熱を注げられることをやるしかなくなる。
  • <わたし>を表現すること
    • 自分独自の感受性を何かしら世界に表現する、自分の内側と自分の外に現しているものを一致させる。
  • <わたし>と<わたし>でない全てを統合していくこと
    • 自我の解体。この物質世界(自分の肉体)を本質的に創造している無意識の世界の側への移行。

おそらく、これらのことをやるのは最初は誰だって恐いし不安です。勇気がいると思います。

それに、こういう生き方をしていくということは、<わたし>を貫くことですから、自分の世界に摩擦、抵抗、否定されることが起きるだろうと思います。

ですが、この世界で<わたし>は<わたし>にしかなれないのですよ。<わたし>をやらなければ、<わたし>になれないのです。

誰が何と言おうと<わたし>はそれが好きだし、それが美しいと感じるの。
<わたし>はそれだけはどうしてもどんなに頑張ってもできないけど、でもこれだけはどうしてもやってみたいの。

理屈ではなく、それでしか自分を生きること、則ち、自分の生命を燃やし続けることはできないのだと思います。

さて、冒頭で前述した、私達の内なる太陽の12星座を巡る旅の、相反するように思えるその2つの目的でもって旅は完成される、ということについて、最後にその続きを。

1つ目の目的の「<わたし>を知るため」に自分の魂の声に従って旅をしていると、途中で必ず’仏’に出くわす。そしたら、私達はその’仏’を殺さなければいけない。それが実は、2つ目の目的の「<わたし>を手放すため」とも繋がるわけだが。

そうやって2つ目の目的を果たした私達は、ここではないどこかで交わした何か大切な約束があるのか、心の奥の方でいつも想い焦がれ、信じ探し続けてきた’それ’と再会する。’<わたし>ではない全て’の世界で。

◆ ◆ ◆

さてさて、この2021年3月20日の春分をもって新たな宇宙新年を迎えたわけですが、ここで当サイトからお知らせがあります。

これまで長年、新月&満月に関する(ほぼ)定期的に記事を発信してきましたが、今後は不定期で記事をアップしていくことにしました。

この数年間、私が温めてきたアイデアや新しいビジョンが明確になってきたこともあり、これまでとは違う活動にもシフトしていこうと思っています。またここのHP上でも何かしらシェアや発表などできたらと思っています。

毎回の新月&満月記事を楽しみにして下さった皆さん、本当に今までありがとうございました。これまでとはまた違った形で自分が面白いと感じたものなども発信できたらと思っておりますので、これからもまた当HPに遊びにきて下さいね♪