【魚座・満月】夢見る力が現実をつくる魔法になる*追記あり
9月も中旬に入りましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今月は注目すべく星の動きが続く中、9月18日11:34、魚座・満月になります。
今回の満月も今後の自分の本質的な方向性に関わるにかなり重要な満月となりそうです。その理由について簡単に述べると、
- (日本では見られないが)部分月蝕である
- 地球からより近くで起こる大きめの満月(スーパームーン)である
- (日本における)月と太陽の位置が大きなインパクトを与える可能性が考えられる
- 満月を含む天体の配置が特殊な形をとり、強烈な力が働くことが考えられる
というのが挙げられます。
このブログではあえて専門的な用語を控えて内容をお伝えするようにしておりますが、今回の満月の天体配置はホロスコープを読める人が見れば、「おお〜、これは凄い!!」と驚くような特徴がいくつかあります。
あとはそれをどのように解釈するかはそれぞれではあると思いますが、今回の魚座・満月において私たちの意識がフォーカスされるであろうテーマについて、占星術、数秘、タロットなど形而上的な観点から直観したことをシェアさせて頂きたいと思います。
〜魚座・満月(9月18日)〜
自分のアイデンティティが新しく書き換えられていく
魂としての自己の本質と一致しない人格(ペルソナ)という仮面を付けた「わたし」が解体されていく。
特に、自分という存在を社会的な役割や立場と一体化してしまっている場合、これから起こるその社会構造の根底からの崩壊と大変化に伴い、それが機能不全となり、自分のアイデンティティーを見失ってしまう。
今まで「これが自分だと思い込んできた機能しなくなってしまった古い自分」が、単なるバージョンアップではなく、この先の新しい時代へ持っていくために一度、壊され、「本当の自分」という本質を取り出すアルケミーのプロセスに入っていく。
それはまさに、蝶(自己の本質)に変容するために、芋虫(古いペルソナ)の世界が溶かされる「蛹」の通過儀礼のようなもの。
蝶に変容したら芋虫の世界の記憶が塗り替わるように、かつての古い「わたし」の経験した過去の記憶が再構築され、それへの認識そのものが個人レベルでも集合意識レベルでも変化する。
つまりそれは、‘過去が変わる、ということ。
この過去が変わるということについては、「本当はそれは起きていなかった」、「本当は私も誰も傷付くようなことは起きていなかったのだ」という、人間の意識を超えた魂の記憶レベルでの浄化と癒しが特に今回の魚座の月蝕の焦点になるように感じる。
この満月から始まるこのようなプロセスは約半年かけて起こり、このプロセスを信頼しその流れをに順応させていくことでスムーズに移行できるでしょう。
夢見る力が現実をつくる
すでに現実化させるエネルギーのジェネレーターがパワフルにぐるぐる回っており準備万端の状態だ。
あとは、現実をつくるために必要なことといったら、私たちの「夢見る力」という魔法だ。
ここで見る夢は心からやってくる壮大で純粋なものでなければいけない。
過去や現状は全く関係ない。「〜すべき」という理屈や方法論は要らない。他人の目や常識など全く意味をなさない。
大事なのは心から望むこと、想像すること、純粋に「〜したい」や「〜であったらいいな」と思いっきり夢を見ることだ。心からワクワクして、キラキラして、ニヤニヤして、ときめくこと。
全てが可能だったら「どんな風に生きたい?」「どんな自分になりたい?」
ここではそれをどうやって叶えるかなど考える必要はない。ただただ壮大なビッグビジョンを心に思いっきり描いてほしい。この満月の数日はそれをやるだけでも良いぐらい。
そのあなたの夢見る力こそが現実をつくるエネルギーになるのだから。
そして、あなたがその壮大な夢を思い描く時の自分の感情も大切にしてほしい。心の底から嬉しくて、楽しくて、幸せな気持ちになっているか?感情は自分が思い描く夢の方向性を知るための心の羅針盤になっている。
感情が心地良く動くものに従ってみる。
実は、あなたが本当に心から夢見ることはあなた個人の望みであるだけでなく、もっと大きな集合意識やさらにその根源的な無意識領域からやってきている。
だから今、もしあなたが自分は芋虫だと思っていたとしても、まだ体験したこともない蝶になった自分の夢を見ることができるのだ。
こうやって「心が思い描くこと(夢や望み)」と「目指すもの(人生の目的)」が一致し始めると、それを実現するために自らの意思で動いていく取り組みが「真の義務」になる。
ここに何の力みもない。その夢を成し遂げたいという内側からの情熱の発火によって突き動かされ、それを形にしようと夢中になって行動していく。その姿は他人から見れば一生懸命頑張っている人のように見えるかもしれないけれど、本人はいたって自身を自らの自然の流れに’能動的に’委ねて在ることを外側に表現されている様が、自己表現であり、使命と呼んでいるものだと思う。
そしてこの時、私たちは「運命」と「自由」は、実は双子であったのだということを悟る。
(追記)個人的な体験から感じとった「土」の時代の終わり方
先月8月に当初の治療目的ではなかった親知らずを抜くことになったのだけれど、この出来事は想像を超えて私に大きな変化をもたらした。
20年以上、私の体の一部だったものが取り除かれたこと。
私にとってこの親知らずとは、この世界の不安や恐れから自分を守り、時に戦って乗り越えていくためのがむしゃらな力を与え、ここまでの自分の人生を支えてきてくれた自分の心の基盤のメタファーだったのかもしれないと後で気づいた。
それを抜くことは大きな痛み(切開が必要だったため)と喪失を伴うかと思いきや、今まで長年のこれが自分だと思っていた自分自身の感覚をあっという間にひっくり返した。
長年と書いたがそういった年月という数字で表現されるものも無効化されるような、タイムレスな感覚の中で何とも言えない心地良い放心状態と、何より今まで味わったことのない浄化と癒しが起きた。
あの親知らずは私の口腔の中で常に噛み合わせの最大の圧力を作っていた。
「歯を食いしばる」という言葉通り、その親知らずがつくる強力な圧は、私の心や体に力みを生み、良い意味で人生を前に進むための頑張るための活力にもなっていたが、同時に相当なプレッシャーと負荷を自分自身にかけてきた。
その親知らずが無くなった今、ボディケアの施術者たちに鉄の鎧を付けていると言わせた私の強固な肩こりから一気に解放され、体と心が芯から緩んだ今はもう、これまでのような頑張って生きる在り方はできないな、と心底思う。
- 自分の気持ちより「〜すべき」を優先にする在り方
- 自分を満たすより先に、誰かや外の何かのために自分の時間やエネルギーを使う在り方
- 根性、忍耐、努力で目標達成を目指す結果主義的な在り方
- 手段や方法論、生産性や効率性にこだわる在り方
- より多くの目に見えるもの(物質的なもの)を得ようとする在り方
もう、こういったもののために頑張れないし、やる気も出なければ興味すら湧かなくなってきた。
そして、そんな自分自身とこの先のまだ見ぬ人生に、安心と信頼と希望しか感じない。
これまで’歯を食いしばって’プレッシャー、恐れ、怒りを受け止めて、物質的な価値観の中で努力しながら頑張ってやってきた経験とそこで営まれた心(感情、思考、感受性)の象徴としての親知らずは、私にとってまさに「土」の時代の象徴そのものだ。
「土」の時代で培い体験したものの全てに感謝しながら、そこから取り出したエッセンスを自分の中に同一化させて、こうやって「土」の時代を終わらせていくのだろうな、と感じた出来事でした。