【水瓶座・新月】己の意志することを自分の法とせよ

今年最初の新月です。

私たちはここから益々顕著に新しい世界への移行を認識するのでしょうね。

〜水瓶座・新月(1月29日)〜

  • 新月:月と太陽のコンジャンクション(水瓶座9度・5ハウス)
  • 数秘タロット:21(WORLD)/3(THE EMPRESS)

己の意志することを自分の法とせよ

多くの人が信じているからと言ってそれは必ずしも正しいわけではない。

絶対的な正しさ(正義、正解、価値観)という概念自体が幻想だ。

そして、そもそも多くの人と同じ考えを持とうとする共同の価値は低いということに気付こう。

それどころか、それこそが道徳や常識といったあたかも完璧で素晴らしき理性と秩序を指し示しているかのような「善悪の基準の法」を強化させ、個々の価値観や生き方の独自性を抑圧する原因になっていることに気付こう。

葛藤せよ。

葛藤は自分の外にある見えない共同幻想によって作り上げられた共同の価値基準という牢獄から出ようとする魂の意志の力を強くする。

葛藤の中でこそ私たちは魂の声を聞くことができる。

そして、魂からの欲望を表現しようとする人間の意識的経験としての「本当の人生」を生きよう。

弱い魂は願い、強い魂は意志する。
平凡な心は出来事を語り、偉大な心は壮大なビジョンを語る。

真実の法とは、自己の純粋性を敬う道徳のことであり、自ら作り上げる価値基準のことである。

高貴さとは、他人の用意した道徳の奴隷になるのではなく、「自らの価値を決めるのは自分自身である」ということを知っていることである
自らの価値を、自分という存在を微塵の疑いもなく自分自身が全肯定している。

それには魂の純粋意識からの崇高な意志を明確にし、これまでの<私>を守ってきた地上的な古い自分のアイデンティティから離れ、社会的な価値観などに一切、妥協することなく、本当の自分のあり方、方向性、生き方へ進まなければいけないことを意味している。

ここで足が竦むような恐怖を感じたっていい。
いたたまれない孤独感に襲われそうになっても、自分の弱さに打ちひしがれたっていい。
過去の後悔や自分の不甲斐なさ、罪悪感に劣等感、自信のなさ、不満、怒り、悲しみ、恨み、嫉み、憎しみ・・・・。

私たちが忌み嫌う、見ようとしない、受け入れたくない、拒否して否定したいそういった秘部や暗部も含めた一つも欠けることのない全てをもって<わたし>は完全になる

自分の中の最も低次の暗闇を見ることは、自分の中に最も崇高な光があることを知ることである。

自分のあらゆる側面を全て見て感じ尽くし、自分の中から突き動かされる力に能動的に委ねてみる。

そうやって唯一無二の自分という存在を自分自身が体験することを通して得たことが自分にとっての「答え」であり、それが新しい宇宙を創造する精神の力と方向をつくる。

こうやって自分の中の「I Know(私は知る)」という水瓶座の意識の領域がここから益々、顕在化していくのでしょう。

編集後記

今までの時代が、あなたや誰か、何かが悪かったというわけではないですよ。
宇宙の輪廻的なサイクルの中で人間の意識がそういう体験する時代だったというだけです。

そもそも何をもって「良い/悪い」と言っているのか?その「良い」や「悪い」という概念は何なのか?

こういった抽象概念を取り扱う意識が、水瓶座っぽいですね。

今日も何もできなかった自分も全て肯定して、性別も年齢も場所も時間もお金も何の制限もなかったら
「本当は何をしたい?」「本当はどうなりたい?」
というのを、非現実的な妄想でも良いのでぜひ、新月の願いとして書いてみてください。

この水瓶座・新月にはあなたのどんな願いにも奇跡をも起こす可能性が秘められているからです。

ただヒナギクの匂いを嗅ぐためだけに立ち止まったこのリスのように、この世界を自分を通して体験する神秘を純粋に楽しみ味わいたい。(写真はオランダの自然写真家・Dick van Dujinにより撮影)