【蟹座・新月/日蝕】理性的「私」を食らう本能的感情

もう、7月ですね。今年も後半期に突入ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?私は最近、やたらとパンを捏ねてます(多分、グラウンディングしているのでしょう笑)。

6月22日の夏至をピークに何やら見えない部分で旧構造が解体され新しいテンプレートが再構築されたかのように、現実レベルでは決してこれまでの延長線上ではないことを実感させられるような状況をあちこちで目にしています。これは、いわゆる新世界というものがいよいよ現実的になりつつあることを示しているのか、それとも・・・・。

特に今年3月あたりから感情や思考パターン、体調など、未だかつて経験したことのないような乱気流の中で上下逆さまに激しく揺さぶられるような状態の方もいらっしゃるかもしれません。

そんな中、7月3日4:16に新月を蟹座で迎えました。しかも、特別な新月である日蝕です。

いつもながら、この新月が象徴していることについて、占星術、ヌメロロジー、タロットなどを使った個人的な解釈で読み解いていきたいと思います。何かの気付きのきっかけになりましたら幸いです。

◆日蝕−リセットと新しいサイクルのスタート

まず、何よりこの新月は日蝕です。日蝕は、太陽の通り道である黄道と月の通り道である白道がクロスする交点で起こる新月です。

日蝕は、ここから半年〜2,3年先にかけて新たに展開していくような大きな転換点であり、その始まりの時だと言われています。この流れは自分のエゴ的意志でコントロールできるものではなく、自分の魂が決めてきた人生の重要なターニングポイントなのでしょう。

そんな新しい流れの始まりであるからには、その流れにそぐわないこれまでの古いパターンはやや強制的に終了させられることもあるかもしれません。

特に日蝕の前後1ヶ月は抗えない突然の大きな変化が起こる可能性があります。それがどんな変化になりそうなのかについては、よかったらこの続きを参考にしてみて下さい。

◆保障への依存と引き換えにしたもの

本当は自分自身のことなのに、自分自身の人生のことなのに、自分でそれについて考えてみたり、選択や決断して自分の責任で行動するということを放棄して、盲目的に国や社会、誰かが「いつでもいつまでも自分や大切な人たちを守ってくれる」という保障にしがみついた結果を私達は今、目撃しているのかもしれません。

誰かに自分の安全保障をお願いするのは、確かに一時的な安心感は得られるのかもしれませんが、実は、それは相手に「その代りに私はあなたに〇〇します」と言って自分の大切なものと引き換えにした暗黙の契約を交わしているのと同じことなのです。

引き換えにした自分の大切なものーそれは「エゴ的自己犠牲」です。具体的には、自分の時間、エネルギー、居場所、労働、お金などですが、それらは自己尊厳や自己価値の対価でもあります。

さらに、その契約を交わす相手ですが、どんなにあなたが愛している(と思っている!?)人達だろうが、信頼している人や組織だろうが、もっというとどこかの神仏だろうが天使だろうが同じことです。

実は問題は相手なのではありません。「あなたの自分の何かを犠牲にしないと自分の望むものを与えてもらえないと思っている意識」なのだと思うのです。

「最近、運が悪くなったように感じるのは、信じる神さまへのお祈りが足らないからなのかもしれない」

なんて思うのでしょうか?これでは神様に助けてもらえるかどうかも、自分の祈りという対価を引き換えにした契約であり、純粋な心からの信仰とは言い難いのではないでしょうか。

もちろん、互いに誰かと助け合うのは大切ですし、実際に、私達の誰もがこの地上で自分一人だけで完結して生きているわけではありません。

しかし、自分自身について誰かに無責任に任せるのではなく、もっと真剣に’自分が’向き合わなければいけないことを、今、このタイミングで直視せざるを得ないような感じがしています。

特に、この新月・日蝕は、「私は何者か」「何のために生きているのか」といった自分の存在意義やアイデンティティについてのテーマに関わっています。

自分を生きるということーそれは、自分の人生の覚悟と責任を自分で背負うことでもあります。

それはまた、まっすぐに心からの自分自身を受け入れ、全てを信頼することです。

そして、もっという言うと、本当は自分自身との関係性の在り方は、相手(他者、社会など)との関係性の在り方と同じなのだと思うのです。

◆外に自分の感情を言葉で表現する

上記の続きですが、自分自身との関係性で今回、特にフォーカスされていることは「自分の感情を大切にして、それを外に言葉で表現すること」のようです。

特に、自分自身のことを自分が心から受け入れていないような場合、自分の外の世界である他者や社会に対して、自分の感情を抑制してそれを伝えることをしなくなっていないでしょうか?

「どうせ、言っても無駄だから」

こんな想いの背後にどんな信念パターンがあるのでしょうか。

ここで重要なのは、相手に理解してもらう必要もなく、相手を言い負かせと言っているのでもありません。

あくまで、自分の感情や想いを表現する大切さというのがポイントです。

自分自身の感じていることを尊重することで、自分自身との居心地の良い信頼関係を築くことにもなりますし、これが最終的には他者との信頼関係に繋がるからです。

ただし、今回の天体配置から、自己主張や、自分の脳力やプライドの誇示、妄想、現実逃避願望から出る言葉を相手に無闇にぶつけないように気を付けた方が良いかもしれません。そういう時は、日記などに書いてみるとよいでしょうね。

また自分の感情の感じ方と表現の仕方に意識的になる良い機会になりそうです。特にコミュニケーションで使う言葉ですが、相手に感情をそのままぶつけるのはモラルに欠けるし、建設的な会話を生みません。何より、自分の感情的な言葉によってその環状通りの自分を卑下する状態を強化するだけです。

「私は怒っている!」と言ってしまうとどうしようもないですが、「私は怒りを感じている」と言えば、相手はその状況を理解しようとあなたに歩み寄ることができるのです。

◆他者との関係を通じた創造的現実化の始まり

この新月・日蝕は、自分の魂の意志に沿った現実を創造していくスタートでもあるようです。

特にここまでで書いてきた

  • 自分という存在の独自性や自立した意識の在り方
  • 自分自身との心からの信頼関係を築く
  • 自分の感情を大切にし、外に言葉で表現する

ということに加え、

  • 自己実現するための具体的計画、方法、環境を整える
  • 一見、無駄な時間を楽しみ、バランスを取る。

ということが、キーになってきそうです。

この日蝕が起こる2019年7月3日は数秘でも「4」となり、現実レベルで基盤を実際に作り上げていく時です。

ここから始めたことの結果や達成が見えるのは少し先になるかもしれませんが、着実でダイナミックに前進していけるタイミングでもあるようです。それには、時空を越えた魂的に縁のある人達との創造活動になるのかもしれません。

自分の望む現実について、書いて確認をするのも良いかもしれません。

◆「私」はこの世界の中にはいない

私はいつから自分がこの果てしない宇宙という大きな世界の中のちっぽけな存在だと思うようになったのだろう。

ーこの地球上で「私」が作られていく中で、私は自分を完全に見失った。

「私」が生まれる前からこの世界は既にあって、こういう国と文化の中でそうやら「私」はこういう人種でこんな社会の中で、当然とされている規則に沿って生きていかなければいけない。

世界で、この国で、何十億といるらしい人間の一人として、限られた資源、権利や地位、衣食住、お金を他の誰よりも少しでも多く優位に受け取れるよう、他の誰よりも努力して頑張り続けなければいけないらしい。・・・死ぬ前でずっと。これが人生というものだそうだ・・・。

ああ、時間がない。早くやらなければ。でももうこんな歳だし。女だし、一人っ子だし。やっぱり無理だ。

だいたい「私」にできるわけがない。「私」は小さな頃からいたって普通の家庭に生まれた平均的な普通の人間だ。人に誇れるような何か才能も地位もなければ、十分な稼ぎもない。

この先も、何とか無難に生きていくだけだろう。ああ、病気になったらどうしよう。ああ、病気にならなくても老後、貧困になったらどうしよう。ああ、孤独死したらどうしよう。

この日蝕を機に、この「私」物語をスクリーンで食い入るように見入っている私の本質である「自己」の視点に気付くのかもしれません。

何かが足らないと不機嫌になるのは、本当のあなたは無限の豊さの源そのものであると、自分の中の深い部分で知っているからかもしれません。

’死ぬのが怖い’と年齢を数えながら、’これがいつまで続くのだろう’とげんなりしている本当のあなたは時間が存在しない永遠そのものであるのかもしれません。

他人が期待する自分を演じてはいるが、本当の私は全く違うのだと感じているのかもしれません。

自分で「私」という客観的な世界に閉じ込めてしまった、魂の側にいる本質としての私である「自己」が、無意識の中で目を覚ますと、心地良さだけを追求する本能的感情としての私の部分(月)が、これまで現実的に振る舞ってきた理性の「私」(太陽)を圧倒するのかもしれません。

誰にどう思われようがどうでもよい。誰にも愛されなくてもかまわない。誰にも認められなくてもいい。
人には無駄に見えることであっても自分が気持ち良く、居心地良いからこうしているんだ。

それこそが本来の「私」らしさであり(蟹座・月)、月が太陽を食らう日蝕なのだがら。

そして、「私」が世界の中にいるのではなく、「私」は世界を見ている側なのだから。

★ご興味のある方はさらにこちらもどうぞ。
(この新月の占星術のポイント分析)

  • 月&太陽:♋10°/1ハウス
  • ♋新月&ドラゴンヘッド−♑土星&冥王星&ドラゴンテイル:オポジション
  • ♋新月−♈カイロン:スクエア
  • ♋新月−♓海王星:トライン
  • ♌火星&水星−♉天王星:スクエア
  • ♑土星&冥王星&ドラゴンテイル−♓海王星:セクスタイル