「本当の自分」と出会うために③〜自分をつくる2つの性質とは?

「本当の自分」という言葉に辿り着き、そのことがとても気になるようになったのであれば、もしかしたら、今、あなたはこれまでの人生観が大きく変わっていく大事な節目にいるのかもしれません。

こちらの記事は『「本当の自分」と出会うために』ついての3回目になります。

前回、自分という存在には「本当の自分」と「本当ではない自分(これ以降は「仮面の自分」と呼んでいきましょう)」という2つの側面があり、前者は精神的個として心という内的世界で生きている自分、後者は社会的個として社会という外的世界で生きている自分だということが分かりました。(前回の記事はこちら

そして、この2つの自分の側面はお互いに切っても切り離せない関係であり、人生を営む人間としての自分を支えているのだということもお伝えしました。

今回は、この2つの自分の側面がどこからつくられたのか?その鍵を握る「2つの性質」についてお話ししていきたいと思います。

自分の2つの側面をつくる2つの性質とは?

自分という存在を成り立たせている、2つの側面「本当の自分」と「仮面の自分」はどこからやってきたのでしょうか?なぜ、それらがあるのでしょうか?

それは、森羅万象の法則でもある「二元性」という本質的な原理からきています。

二元性とは、この世の全てにおける何かを認識するための、対極にある2つの性質のことです。

例えば、「熱い」という概念を成り立たせ、理解し体験するためには、同時にその対極の性質である「冷たい」という概念の認識があることが前提になります。

簡単に言えば、「冷たい」の概念が存在しなければ、「熱い」も存在しないということです。

概念とはそこに含まれる二元性の認識が既にあることによって生まれ、この二元性の認識があるから私たち人間は体験をするということが可能になります。

さらに言えば、体験をしている主体が「私」であって、「あなた」ではないというのもこの二元性によって成り立つわけです。

さて自分の2つの側面「本当の自分」と「仮面の自分」の話に戻ると、これら自体も二元性ではあるのですが、さらにこれらをつくり出したもっと根源的な対極的な性質があるのです。

それが、「男性性」「女性性」という二元性です。

男性性と女性性とは?

言葉に男性と女性という名前が付いていますが、私たちの性別とは関係はありません。

男性性と女性性は、ひとつのものの中の根源的な2つの対極的な性質を表す二元性のことです。

では、男性性と女性性とはどのような二元性なのでしょうか?対極するそれぞれの性質についての特徴をみていきましょう。

男性性とは?

  • 動、陽
  • 能動性、自主性
  • Doing(動くこと)
  • 完璧
  • 理性、論理的思考、超自我

女性性とは?

  • 静、陰
  • 受動性、受容性
  • Being(存在すること)
  • 完全
  • あるがまま、直観的感覚、無意識

対極的な性質は、こうやって並べてみるとよりその違いや性質が理解しやすくなりますね。

男性性と女性性がつくる2つの自分の側面

ではいよいよ今回のテーマの肝の部分になるのですが、「本当の自分」と「仮面の自分」の2つの自分の側面は、この根源的な対極的性質である男性性と女性性の二元性からつくり出されたものであるということについてのお話しです。

是非、ここで今一度、前回の記事の「本当の自分」と「本当ではない自分」の特徴とも照らし合わせて確認してみて頂けたらと思います。(前回の記事はこちら

男性性と女性性の特徴を読んで、何となく予測がついたという人もいるかもしれません。

  • 男性性が、社会的個として社会という外的世界で生きている「仮面の自分」をつくっている
  • 女性性が、精神的個として心という内的世界で生きている「本当の自分」をつくっている

確かに、自分の中の2つの側面と性質は似ていますよね。

さて、ここまで3回にかけて、ひとりの自分という存在の中にある2つの異なる側面ないし性質についてみてきました。

なぜなら、単純に「自分」というものをその言葉ひとつで漠然と均質なものとして捉えるのではなく、自分というその内在には位相(次元)や性質の異なる明確な’差異’があることを、私たちは認識する必要があると思うからです。

そして、ここが自分の中できちんと捉えられれば、あなたは「本当の自分」を決して見失うことはないからです。

まとめ

今回は「本当の自分」と「仮面の自分」という2つの自分の側面がどこからつくられたのかについての鍵を握る「2つの性質」について下記のことをお話ししました。

  • 森羅万象のあらゆるものには対極的な2つの性質(二元性)がある
  • 「本当の自分」と「仮面の自分」は、より根源的な対極的性質である男性性と女性性からつくられている
  • 「仮面の自分」は男性性、「本当の自分」は女性性という二元性からつくられている。

次回は、この二元性(「仮面の自分」・男性性、「本当の自分」・女性性)の観点から、私たち人間のもつ宿命的な問題についてお話ししたいと思います。

この続きが知りたい方は是非、次の記事でもお待ちしております。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。