【クリスタル紹介④】84°33’の神秘の角度で結合した天然のハート形・ツイン水晶

今回は、特別な角度で結合したハート形・ツイン水晶をご紹介。

日本式双晶(ジャパン・ロー・ツイン)

日本式双晶(英名ジャパン・ロー・ツイン)は、他にワイス・ロー・ツイン、ガルデット・ロー・ツイン、トワイニング水晶といったいくつかの呼び名をもつ、大変珍しい水晶品種のツイン水晶(双晶)です。

まずツイン水晶とは、2つの結晶が柱面で結合し根元がひとつになっているが先端で分かれている水晶をいい、マスタークリスタルのひとつになります。
メタフィジカルな性質として、2つの異なるエネルギーをそれぞれの独自性を失わずにお互いに融和させ、調和する関係を築く力を示し、これは人間関係だけでなく、内なる二元性の調和を促し自己の源泉へとつながることをサポートするとされます。

そのツイン水晶の中でもさらに特殊で希少なのが日本式双晶です。名称とは異なり、この水晶が最初に発見されたのは1829年フランスのラ・ガルデットで、それから約50年後の明治時代の日本で多く産出されたため、ドイツ人鉱物学者のワイスによってこの名が命名されました。ちなみに日本での主な原産地は山梨県の乙女鉱山で(閉山)、当初から’夫婦水晶’と呼ばれてきました。現在は世界中にいくつかの場所で産出があり、特にナミビアやマダガスカルなどが有名です。

日本式双晶の特筆すべき点はその結晶構造の形成プロセスと特徴的な外観です。
日本式双晶は平行なプリズム面をもつ2つの板状結晶が84°33’という決まった角度で結合し、「Vの字」の形に形成されるという点です。この形はまさに自然がつくり出した天然のハート形です(俗名で「ハート水晶」と呼ばれることもあります)。

さらに日本式双晶のツイン結晶は、一方の水晶が成長する際にもう一方の水晶を包み込んで形成した「ペネトレーター(貫入水晶)」というマスタークリスタルの一種であるとも言われ、自分以外の異質なもの(他者)を完全に受け入れるというメタフィジカルな性質をもちます。

こちらの日本式双晶では、一方の結晶(左側部分の結晶)は厚みのないマイナスドライバーのような形をしてバランス的にやや小さめになっている「女性性」を、もう一方の結晶(右側部分の結晶)は厚みのあるやや尖った形でバランス的にやや大きめになっている「男性性」を表す、対等なパートナーシップというメタフィジカルな性質をもっているようです。特に、外観から男性性の結晶が女性性の結晶を包み込む形で、この対極性の融和と調和ある関係性を完成することを表現しているように感じます。

自然の神秘の角度で寄り添う2つの結晶によってつくられたこのハート形の水晶は、もしかしたらそれを見る人の’内なるハード’を表しているのかもしれません。

(近日、販売予定)

こちらの日本式双晶では、一方の結晶(左側部分の結晶)は厚みのないマイナスドライバーのような形をしてバランス的にやや小さめになっている「女性性」を、もう一方の結晶(右側部分の結晶)は厚みのあるやや尖った形でバランス的にやや大きめになっている「男性性」を表す、対等なパートナーシップというメタフィジカルな性質をもっているようです。特に、外観から男性性の結晶が女性性の結晶を包み込む形で、この対極性の融和と調和ある関係性を完成することを表現しているように感じます。
通常のツイン水晶ではこういった男性性と女性性の二つの結晶的特徴がよく見られ、内なるこの二元性のエネルギーバランスをサポートするクリスタルとして活用したりするわけですが、こちらの日本式双晶においては、(店長個人の直感的な見解ですが)右側の男性性を表す結晶の背部に結合している小さな別の結晶の形が、まるで’閉じた翼’のように見えるのです。もしかしたらこの双晶の女性性の結晶は肉体と自我をもつ「人間」としての「私」であり、男性性の結晶は精神、スピリット(霊)としての「深い叡智をもつもう一人の自分」を表しているのかもしれません。
もちろんこの見解は全てではなく、どんな解釈も何も制限されません。このクリスタルの持ち主になる人が見出すものが全てです。

さらに、こちらの日本式双晶は、通常、市場で流通しているサイズ(おおよそ1~2㎝四方のサイズのものが多いです)に比べて超特大サイズであり、更なる希少性と市場価値からコレクターズ・グレードのものになります。

すりガラスのような繊細さと愛らしい雰囲気を放ちながら、自然の神秘の角度で寄り添う2つの結晶によってつくられたこのハート形の水晶は、もしかしたらそれを見る人の’内なるハード’を表しているのかもしれません。